活動報告


(2023.3.20)

 

 最高裁判所への上告を行いました。


(2023.3.8)

 

 福岡高裁宮崎支部判決が言い渡されました。 

 一審同様、内容は下記のようなものでした。

 

1,平和的生存権、憲法改正権決定権は国賠訴訟における被侵害利益としての権利具体性を備えない。

2,人格権については、この6年間を見ても、存立危機事態認定もなく、自衛隊が戦争に巻き込まれたり国民がテロに巻き込まれるなどのことがなく、具体的客観的な権利・利益侵害がない。

自らの思想信条と異なる立法がなされたことによって内心の静謐、平穏生活権が害されたとしても社会通念上受忍限度内にとどまるから国賠法上保護されない。

3,憲法改正決定権については、あくまでも国会発議がある時の国民投票権である。憲法改正手続を潜脱した違憲の立法がなされても、その立法は違憲無効であり適用が排除されるから、それをもって憲法が改正されたとは言えない。(この権利を認めることは付随的違憲立法審査権の法を超える。)

 

通常の不法行為理論でいうところの被害発生を待っていては間に合わないからの違憲訴訟であることや予防原則については何ら言及がなく、「逃げた」判決です。

「違憲の法律の適用を排除」するのは一体誰なのか?を問いたいです。

 

 近日中に最高裁判所への上告を行う予定です。


(2022.12.14)

第5回口頭弁論期日が行われました。

 

控訴人側より、提出、陳述

■第10準備書面(志田証人尋問を踏まえた人格権侵害論と違憲判断が不可欠であること等)

■書証

■弁護団意見陳述(パワポプレゼンあり)

■控訴人意見陳述

を行いました。傍聴席はほぼ満席となりました。

多くのご参加、ありがとうございます。

 

控訴審はこれで結審となります。

判決期日は2023(令和5)年3月8日午後3時~です。


(2022.11.19)

第14回原告のつどいが行われました。

沖縄県弁護士会から、辺野古基地訴訟などに関わる加藤裕先生をお招きしての講演会を行いました。


(2022.9.22)

志田陽子先生の講演会が行われました。

当日の出席ができなかった方も、下記から資料をダウンロードできますので、是非ご覧ください。

 

ダウンロード
志田陽子先生講演会(宮崎)スライドPDF.pdf
PDFファイル 4.2 MB

(2022.9.21)

安保法制違憲訴訟宮崎訴訟は2022年9月21日、志田陽子先生の証人尋問を実施しました。

志田先生は、それまで一面識もない宮崎訴訟原告(控訴人)それぞれの個性ある人生経験、信条、生き方に丁寧に目を通していただき、超人的なご努力のうえ、本来であれば1時間以上必要な尋問時間を無理やり40分強に縮め、文字通り寝食を削って尋問に臨まれました。

 

 傍聴人は約60名ほどで、自分の名前が法廷で紹介されたことに感動している方々も多数おられました。

 

ともすれば抽象的で難しい概念ばかり聞かされる訴訟で、控訴人本人らにとっては血の通った、自分達の訴訟であることを改めて確信できる機会になりました。

 

 改めて志田先生には深く感謝申し上げます。

 

 これと対照をなすように、尋問終了後の弁論で、予期せぬことが起こりました。

 次回12月14日の結審予定日までに、やむを得ない事情で証拠が揃わない可能性があったため、口頭で現状の説明をして改めて書面で期日進行に関して意見を出すと述べたところ、裁判長は、何ら深く考慮することもなく、ほぼ即時に結審予定日は変更しないと言い渡しました。

 

 そこで当弁護団は、裁判官3名に対し、忌避申立を行いました。

 

 これにより、次回期日は、現在未定となっております。

 


(2022.6.29)

控訴審第3回口頭弁論期日が行われました。

当日は弁護団による準備書面4~9のプレゼンテーション、弁護団長の意見陳述に加え、控訴人2名の意見陳述も行いました。

申請していた証人申請は、1名採用されました。

猛暑の中、傍聴に来ていただいた皆さま、ありがとうございました。

 

次回は証人尋問期日 2022年9月21日 15:00~

その次が結審予定 2022年12月14日 15:00~ です。

 

控訴審もいよいよ大詰めです。

ぜひ多くの方に見守っていただければ幸いです。


第2回裁判期日(3月9日)後の報告集会にて皆様からお預かりした募金を、ウクライナ難民支援のため寄付させていただきました。たくさんの御協力ありがとうございました。


ウクライナ軍事侵攻を強く非難し,

平和憲法を守り新安保法制廃止を目指すアピール

 

 

・私達は、ロシアによる国連憲章違反のウクライナ軍事侵攻を強く非難します。

 

・ロシアによる核による威嚇,ウクライナの原発施設の占拠・攻撃を強く非難します。

 

・私達は今も戦禍に苦しむ人々に連帯し,改めて,平和憲法を持つ日本国民として「全世界の人々が恐怖と欠乏から免れ平和のうちに生存する権利」(前文)を有していることを確認します。そのために日本政府が非軍事の支援を積極的に果たすことを求めます。

 

・日本を「戦争する国」に変える「日本国憲法9条違反の新安保法制法」の廃止に向け,私達は全力を尽くします。

 

 

                      202239日           

                      安保法制法違憲訴訟みやざきの会

                      同            宮崎弁護団

 

 

 

(福岡高等裁判所宮崎支部 第2回口頭弁論期日終了後報告集会において)


(2022.3.9)

控訴審第二回期日が行われました。

傍聴席はコロナ禍で43席でしたが、抽選はありませんでしたが、ほぼ満席でした。

弁護団による第1~第3準備書面のプレゼンテーションと、控訴人の意見陳述を行いました。
法廷では意見陳述に拍手が起こりました。裁判官は制止しませんでした。
終了後、ウクライナ侵攻についてみやざきの会と弁護団連名でアピールを採択し、募金も集めました。国連高等難民弁務官事務所等しかるべきところに送金する予定です。

 

次回の裁判は2022年6月29日午後3時~です。


(2021.12.15)

控訴審第一回期日が行われました。

次回、第二回目の期日は2022年3月9日15:00~となりました。


(2021.11.3)

陳述書出版記念&原告団結成5周年のつどいが開催されました。


(2021.7.29)

拡大事務局会議(勉強会)を開催しました。


(2021.6.9)

福岡高等裁判所宮崎支部へ控訴しました。(控訴人 176名)


(2021.5.26)

宮崎訴訟、判決を迎えました。

 

判決要旨は訴訟資料ページからご覧いただけます。


(2021.5.8)

本訴訟の原告でもある都城高専准教授の吉井千周さんに「司法権の独立」をテーマにご講演いただき、勉強会を開催致しました。

 

※新型コロナウイルスの影響で、直前になって会場が使用不可となり、ZOOMのみでの開催となりました。


(2021.1.6)

第14回口頭弁論期日 結審

 

・弁護団による準備書面24(最終準備書面)を中心としたプレゼンテーション

・弁護団2名による意見陳述

 を行いました。

 

傍聴席の人数制限が2分の1に緩和され、その全てが埋まるほどたくさんの方にお越し頂きました。

 

【次回】 2021年5月26日(水)判決  となります。

 


訴訟資料のページに10月2日・20日に実施した尋問の調書(裁判所が作成したもの)をアップしました。

これまでに提出した訴状・準備書面もありますので、こちらも是非ご覧下さい。


(2020.10.20)

第13回口頭弁論期日

宮崎地方裁判所201号法廷にて、原告15人の本人尋問が行われました。

 

短い時間ではありましたが、15人がそれぞれの立場からそれぞれの言葉で,熱く裁判官に訴える姿は文字通り圧巻でした。決して飽きさせることのない文字通り多士済々の尋問だったと思います。

 

次回はいよいよ結審となります。

期日は来年2021年1月6日14時30分~です。

 

(尋問内容/要約)

1.上原公子さん:元国立市市長として有事立法の問題を研究,意見書を提出し、国民保護法が具体的に国民の権利・自由を侵害することになっていること,地方自治体に課せられた「措置義務」が住民の福祉や安全を守る地方自治体の首長の役割との矛盾を強いられること,新安保法制によって,実際に発動の具体的危険が飛躍的に高まったこと。自衛隊が国民の避難に協力できるとしている点がジュネーブ条約違反であること,忖度行政がはびこるのを是正するのは司法の役割であることなどを鋭く指摘。

 

2.G・Tさん:父は広島、母は長崎で被爆しており,核戦争をなくさなければならないと強く感じてきたが,新安保法制ができたことで日本がまた危険な道を行きだしたと憤り、焦りを感じていること。

 

3.吉井千周さん:法学研究者として、新安保法制を合憲の法律として学生に教育することができず苦しい、憲法12条、97条に照らし、過去試練に耐えて信託を受けた平和的生存権・人格権を次の世代に引き継ぐためにこの場にいる。この裁判の論点は新安保法制の違憲性であるが、もうひとつの重要論点は司法の独立である。

 

4.C・Yさん:母との満州からの引き揚げ体験、父が認知症になってからも引きずっていたシベリア抑留体験、戦後生活への大きな影響から大人は何故戦争を止められなかったのかと問い続け,大人になって新安保法制の危険性を感じ、新田原基地近くで爆音を聞きながら日々不安に苛まれている。

 

5.O・Yさん:若者として、武力強化で平和を実現しようとする新安保法制は、他国と対等な立場で対話をして平和を守ることを最初から諦めており、間違いだと感じ、声をあげる決意をしたこと。解釈改憲は自分達の意思決定権が侵されたと感じている。若者は決して無関心ではなく、分断させられ、声をあげられない状態に置かれている。自分の背後にいる若者の声に耳を傾けて欲しいと訴え。

 

6.N・Hさん:宮崎市大空襲の体験と父親の被爆体験。そのトラウマが長く続き,新安保法制によって新によみがえっていること。

 

7.藤原宏志さん:元宮崎大学学長として,研究者が軍事的研究に駆り出され,科学研究の成果が軍事に利用されることによる危険と苦しみ,日本学術会議の成り立ちと政府からの独立性、3回にわたる声明などについて。

 

8.S・Mさん:旧満州で軍国少年として育ち,徹底した他民族蔑視思想を植え付けられた経験から、平和教育の重要性と新安保法制の危険性を訴え。

 

9.I・Cさん:民間の船の船長であった伯父が戦争末期に燃料を運搬中、米軍の魚雷攻撃にあい乗組員と一緒に死亡したこと、軍はすぐそばにいて船が沈むまでの長時間助けに行かず克明に状況を記録していた理不尽。特別支援学級の教員生活で日の丸、君が代問題に苦しめられ,思想良心の自由を脅かす制度は戦争のできる国への布石であり新安保法制はその仕上げだと捉えており,苦しくて数日眠れなかったこと。近年事態はますます悪くなっていると日々感じていること。

 

10.H・Nさん:大事にもっている書籍から、日本国憲法が発布されたときの衆議院,貴族院の議事の様子、そこでは新しい平和憲法ができたよろこびが示され、丁寧な説明と議論がなされていること、この憲法にいのちを吹き込むのは国民であるとされたことを紹介。新安保法制は戦争を引き起こす側に日本が与することになり自衛官のいのちが軽視されること、自衛官であった息子をいじめ自殺で亡くし裁判を戦い勝利した経験から裁判所における正義に期待していること。

 

11.M・Mさん: 幼い頃疎開等で親と長く離れて暮らすことを強いられ情緒欠如を引きずったこと、認知症ボランテイア体験から認知症が進んだ人でも戦争体験だけは細かく覚えているのに接したこと、将来世代の最後の記憶に戦争体験が残るようなことをさせたくないと強く感じていること。夫の実家が新田原基地の近くで戦時中基地が危険なので兵隊が近隣に民泊した体験と新安保法制による新田原基地の米軍機能強化を重ね、戦闘機の飛行状況から毎日不安に思っていること。

 

12.T・Fさん:長崎での被爆体験から、新安保法制は被爆者の努力を踏みにじるものだと悲しく受け止めていること。核兵器禁止条約の発効がちかいことを喜び、唯一の被爆国であるのに背を向ける日本を悲しく思っていること。

 

 

13.K・Kさん:教育者としての経験から教え子を戦場荷送り出したことへの後悔を先輩教師達が一生抱えているのを知っており、翻って最近の自衛隊リクルート活動の中で祭りの会場に装甲車が展示され,自衛隊の制服を子ども達に着せて記念写真をとることに激しい違和感を感じ,危険を感じたこと,それは新安保法制と関連していること。

 

14.大口玲子さん:歌人として言葉を大事にする立場から,新安保法制制定過程やその後の南スーダン自衛隊日報問題などで,言葉が激しく歪められ軽んじられていることへの苦痛と大きな懸念。母として、最近の自衛隊の行動を見て不安を訴える息子にきちんとした安心を伝えられない苦痛。子ども達への将来への大きな懸念。学校の教科書でさえ触れられている三権分立に従い,これを実のあるものにして欲しいという裁判所への強い願い。

 

15.久保田早紀さん:新安保法制に反対するママの会の活動をしていたが宮崎市議会議員になったこと、戦争できる国になる状態では心して子育てができないこと、教科書に今後新安保法制の記載が載ることを懸念していること、尋問当日は本来午前中の順番であったが,ちょうど日米合同訓練のために米軍兵が来宮し、新田原基地にある宿舎ではなく宮崎市内のホテルに宿泊することが分かり、急遽臨時議会が開催され間に合わず,最後の時間になったこと。市議会で地方に配慮せず事前に情報提供もない事態に対して意見書を採択したこと。新安保法制によってこのような事態がもたらされ,今後どんどん増えることを懸念していること。

司法の独立を定める憲法763項に「裁判官の良心」が謳われていることには大きな意味があり,この裁判でも個々の裁判官が,原告11人の声に耳を傾け良心に従って判断して欲しいと訴え。

 

 

弁護団事務局長 弁護士 松田幸子


(2020.10.2)

第12回口頭弁論期日(宮崎地方裁判所201号法廷)

午前中は原告6名の本人尋問、午後は証人3名の尋問が行われました。

 

【証人尋問】

①半田滋さん

新安保法制以後の自衛隊の変貌、米軍武器防護、共同訓練、自衛隊の海外派兵(中東での有志連合への貢献)、攻撃的武器保有の実態、最近のイージスアショア断念と「焼け太り」ともいうべき「敵基地攻撃能力保有」について立て板に水のごとく述べられ、迫力あるご証言でした。

前日1日の前橋地裁判決が、半田さんの証言を聞いているのに、戦争巻き込まれの具体的危険性なしとしたことについて「10年ごとに戦争をしている米が今後戦争あるいは武力行使をしないなどということはあり得ず、新安保法制があることで、日本に直接関係ない戦争に巻き込まれることは必定」という判決批判を力強く証言されました。

 

②今井高樹さん

改正PKO法による駆け付け警護の非現実性と危険性、武力による介入がいかに海外NGO活動の妨げになるか、

これまで日本国憲法9条による平和国家日本のイメージが海外活動の後ろ盾となり活動を守り海外邦人を守ってきたこと、新安保法制がそれを決定的に破壊してしまうことを、具体的な事実をもとに懇切丁寧に証言されました。

 

③飯島滋明さん

自衛官や海外NGO関係者への直接聞き取りを踏まえ、自衛官、戦争体験者、医療、建設関係者、その他の労働者、母、祖父母などを例示して、平和的生存権が具体的な権利であり、人格権と結びついたとき個々人によって具体化され豊かで具体的な内容になること、13条の幸福追求権の基盤となるのが平和的生存権であること、比較法的に見ても本件で司法が憲法判断をしないことはあり得ないし許されないこと、例えば米ではトランプ大統領に指名された裁判官がトランプ大統領の政策決定に堂々と多数の違憲判決をだしていること、日本の憲法9条に関連する判決は国連に報告されその評価を受けること、ここでしっかり違憲判断をすれば、それは「国家実行」として国際法上の役割を果たすことなど熱く証言されました。

 

【原告本人尋問】

 トップバッターの元裁判官(元福岡高裁宮崎支部長、鹿児島地裁所長)海保寛さんは、本件の本質は「解釈改憲」を司法が認めるか否かであり、これまでの9条をめぐる裁判とは本質的に違うと述べ、突き詰めれば国民主権の問題に行きつくはずと言いました。そしてあるべき裁判官の態度について、ときの政府に左右されず「愚直に、法解釈を突き詰める」べきと、前にいる裁判官に直球を投げるお話。新田原基地近くの住民である佐川さんは、新田原基地が米軍に利用され、日米訓練もレベルの違うものが実施されているのに、弾薬庫にある弾薬が何か、訓練がどんなものか内容が住民に知らされない実態を示したお話でした。

 

母として、子ども達に平和な社会を残していきたいと、そのために勇気を振り絞って原告になったNさん

新型コロナ禍で1日一食で暮らす学生の支援をし、個人を大事にし平和な社会を求める若者の声を代弁するSさん

海外人道支援活動をするお身内の安全を心配し、自らもネット右翼からのいじめに屈することなく子ども達に自由の大切さを伝える活動をしているYさん

満州からの引き上げ体験から平和を人生のテーマとし、戦争巻き込まれの危険だけでなく、今の社会の空気が戦前であると恐怖を訴え、安保法制を辞めさせなければ後世に言い訳がたたないと声をあげたNさん

 

午前中実施された原告本人6人の尋問も、それぞれがその固有の立場から短い時間ながら濃密な尋問を展開できたと思います。ありがとうございました。

 

引き続き、10月20日にも原告15名の尋問があります。

多くの傍聴と応援をよろしくお願い致します!

 

弁護団事務局長 弁護士 松田幸子


 

(2020.9.9)

本日第11回口頭弁論期日(宮崎地裁201号法廷)が行われました。

 

準備書面23(被告主張に対する批判+最高裁27年判決に照らしても違憲判断は避けられない)プレゼン

原告意見陳述2名(元教育関係者、戦争体験2世)を行いました。

 

そして、半田滋さん、飯島滋明さん、今井高樹さん3名の証人尋問と21名(!)の原告本人尋問を採用する決定がなされました!

 

ネット署名も含め、全国より1227筆の署名を裁判所に届けました。たくさんのご協力ありがとうございました。当日の傍聴も、たくさんの方に来ていただけて、私達の思いが裁判所へ伝わったのではないでしょうか。

 

(今後の予定)尋問の期日は下記のとおりです。ぜひたくさんの傍聴をお願い致します。

10月2日 10:00~17:00 原告本人6名、証人3名(半田、飯島、今井)尋問

10月20日10:00~17:00 原告本人15名 尋問

2021年1月6日 14:30~15:30  結審予定


(2020.8.30)

第9回原告のつどい 今井高樹さんの講演会が行われました。

 

(以下、弁護団事務局長より)

日本にいると紛争地のことが遠いところの出来事で、戦闘行為はまるでアニメで見るようなものを連想しますが、現地の状態を生で経験した今井さんのお話を聞くと全く違うものだと感じました。

 紛争地の現実からすれば、自衛隊も立派な軍隊であり,現地住民の不審を買う危険が大きく,得るところなく、武力紛争を拡大させ、犠牲者を増やすだけだと感じたのではないでしょうか。

 

会場参加42名、ズーム参加の方も加えると60名となりました。

 

たくさんのご参加ありがとうございました。


(2020.6.10)

安保違憲訴訟 第10回口頭弁論が行われました。

新型コロナウイルスの影響で、傍聴席が3分の1に限定されての開廷となりました。

 

今回は、原告2名の意見陳述(早瀬昭男さん、秩父淑子さん/いずれも戦争経験者)と、弁護団より、証人尋問採否の意見について陳述を行いました。

 

次回は9月9日(水)午後3時~となっております。

証人尋問が採用されるかどうかの大事な局面です。

是非多くのご参加をお願い致します。


(2020.2.18)

安保違憲訴訟 第9回口頭弁論期日が行われました。

 

・準備書面4本のうち、3本について弁護団のパワポに基づくプレゼン実施

・原告意見陳述  吉井千周(都城高専准教授)、上原公子(元国立市長)

・弁護団意見陳述 寺井一弘弁護士(全国訴訟ネットワーク代表)

 

それぞれに、自分の人生や価値観に根差し、裁判官の良心に向かって語りかける素晴らしい意見陳述でした。

 

なぜ法曹を目指したのか、何のために裁判官席にいるのかを問う吉井さん、

 

戦争二世の責任を切々と訴え、何としても戦争をくいとめるため「あなたたち(裁判官)に期待している」と語りかけた上原さん、

 

寺井先生の全国訴訟の熱い動き、証人尋問の必要性の訴え、そして、満州からの引き上げ時のエピソードには涙を流す傍聴人もありました。

 

人の意見陳述には毎回傍聴席から拍手が起きました。

 

今回も多くの傍聴を、ありがとうございました。

次回期日は2020年6月10日(水)午後3時30分~の予定です。


(2019.11.2)

安保法制違憲訴訟みやざきの会 結成3周年を記念して、東京新聞論説兼編集委員である半田滋氏をお招きし、講演会を行いました。


(2019.10.9)

安保法制違憲訴訟第8回口頭弁論期日が行われました。

準備書面プレゼンテーションと原告3名による意見陳述を行いました。

たくさんの傍聴、ありがとうございました。

 

次回期日は2020年2月18日の予定です。


(2019.6.3)

安保法制違憲訴訟第7回口頭弁論期日が行われました。

今回は、裁判長交代のため「弁論更新」という手続きにあたり、弁護団プレゼンテーション、弁護団意見陳述を追加で行いました。また、いつも通り、準備書面のプレゼンテーションと原告2名による意見陳述も行い、初めて傍聴に来られる方にもわかりやすい内容だったのではないかと思います。

 

傍聴席も人数が溢れるくらい、たくさんのご参加をいただき、ありがとうございました。

 

この訴訟は原告や賛同者など宮崎県内の同じ思いをもつ方々に支えられています。原告の募集は締め切っておりますが、賛同者はまだまだ募集中ですので、もし参加されたいという方がいらっしゃいましたらお声かけ下さい。資料をお渡し致します。

 

次回の訴訟期日は10月9日となっております。

スケジュールの確保をお願い致します!


(2019.5.9)

提訴2周年記念講演会&第7回原告のつどいが行われました。

講師として、東京弁護士会所属の田中隆先生と元国立市長で宮崎市出身の上原公子さんをお招きしました。

こちらの予想を上回り、多くの方にご参加いただきました。

ありがとうございました。


(2019.2.6)

第6回口頭弁論が行われました。


(2018.11.27)

原告団結成二周年記念の原告のつどいが宮崎市民プラザにて開催されました。

宮崎訴訟の原告でもある都城高専准教授の吉井千周先生(法社会学)の講演もあり、いつもと少し違った切り口で憲法について考える貴重な機会となりました。


(2018.10.16)

第5回口頭弁論が行われました。


(2018.6.6)

第4回口頭弁論期日が行われました。

今回は、東京にて安保法制違憲訴訟を行っている杉浦ひとみ弁護士をお招きし、法廷での意見陳述をしていただきました。また、期日終了後には、第5回原告のつどいとして、東京訴訟の原告である菱山南帆子さんとのトークセッションも行われました。

 

次回の口頭弁論期日は10月16日(水)の予定です。


(2018.2.21)

第3回口頭弁論が行われました。

二次提訴の第1回期日と併合して行われ、今後は、第1次提訴も第2次提訴も併せて裁判が行われることとなります。

原告・賛同者の数も増え、たくさんの方にも傍聴に来ていただきました。

次回の口頭弁論期日は6月6日の予定です。

裁判後に毎回行っている報告集会と併せて、次回は原告のつどいも同日開催いたします!

東京から素敵なゲストをお招きする予定ですので、どうぞたくさんのご参加をよろしくお願いいたします。


(2017.12.27)

安保法制違憲訴訟 追加提訴を行いました。

二次提訴の原告として新たに34名が訴訟に加わり、総原告数は259名となりました。


(2017.11.29)

安保法制違憲訴訟みやざきの会結成1周年記念講演が行われました。


(2017.11.1)

違憲訴訟第2回口頭弁論が行われました。

今回も第1回期日同様、弁護士によるプレゼンテーションと原告の方々による意見陳述を行いました。

傍聴席もたくさんの人で埋まりました。ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。

 

第3回期日は2月21日の予定となっております。

多くのご参加をお待ちしております。


(2017.7.18)

「原告の声」の記事を2名分追加致しました。

右のリンクより、ぜひご覧下さい。    →  安保ブログ_「原告・賛同者の声」


(2017.7.12)

違憲訴訟第1回口頭弁論が行われました。

宮崎地方裁判所で一番大きな201号法廷にて、第1回期日口頭弁論が行われました。

当日は、弁護団より訴状の内容についてのプレゼンテーションを行ったり、原告225名の思いを代表して3名の原告の方に意見陳述をしていただきました。

傍聴席もいっぱいになるくらい、原告その他の方々にご参加いただき、裁判所にも、強い思いが伝わったものと思います。

 

次回、第2回口頭弁論期日は11月1日に行われます。

ご都合が合いましたら是非ご参加ください。


(2017.5.23)

第2回原告のつどいが開催されました。

原告・賛同者として会に参加してくださっている方々約70名にお集まりいただき、第2回原告のつどいが行われました。

訴状の内容を深める為の連続勉強会(今回のテーマは「憲法9条」でした)および、陳述書作成の為の意見交換会が主な内容でした。

 

勉強会は第3回原告のつどい以降も連続して行う予定です。(開催時期はまだ未定です)

安保違憲訴訟の中身について詳しく知ることができる有意義な時間にしたいと思っております。

今までつどいに参加したことの無い方でも、これまで参加して勉強してきた方でも楽しめるよう毎回違うテーマで行っていきますので、是非お越し下さい。


(2017.5.2)

裁判所に提出した訴状の全文(一部マスキングしたもの)を掲載しました。 →訴状を見る


(2017.4.28)

安保ブログを開設致しました。

原告の声やお知らせなど、細かい情報をお伝えしていきますので、どうぞご覧下さい。 ブログページへ


(2017.3.29)

宮崎地方裁判所へ、安保関連法違憲国家賠償請求を提訴致しました。

 

第一次提訴の原告は225名、代理人弁護士は26名でした。

提訴当日にはパレードも行われ、たくさんの会員の方に参加していただきました。

 

今後の裁判等の予定や、提出した訴状の情報など随時更新していきますので暫くお待ちください。

 

※また、第二次提訴に向けて、新たに原告・賛同者となってくださる方も募集しております。

詳しくは、原告・賛同者募集ページをご覧下さい。

△提訴日に行った原告・賛同者・弁護団によるパレードの様子


(2017.3.11)

宮崎市民プラザにて原告・賛同者のつどいを開催致しました。

たくさんのご参加、ありがとうございました。


(2017.1.13)

リンクのページを作成し、「安保法制違憲訴訟の会」(東京)と、「安保法制違憲訴訟の会・大分」のリンクを追加致しました。宮崎県以外での提訴の状況などが分かりますので、是非ご覧ください。


(2016.11.30)

安保法制違憲訴訟みやざきの会 結成総会&訴訟説明会が、宮崎市民プラザにて開催されました。

 

 ▲ 安保法制違憲訴訟の会共同代表 角田由紀子弁護士による記念講演の様子

 

当日は、夕方18時からの開催であったにもかかわらず、大勢の市民の方々、各界の先生方、及び報道の方々と多数お集まりいただき、会場に入りきれない程の盛大な会となりました。

 

角田由紀子先生の記念講演をはじめ、共同代表の方からのメッセージ、そして、お集まりいただいた方々からも、沢山の質問や意見を頂戴し、この安保法制に対し、危機感を持たれている皆様の思いがひしひしと伝わってくる熱い時間を共有させていただきました。

 

また、当日総会後に原告で是非参加したいとのお申し込みも沢山いただき、さらに会場で準備致しておりました安保法制違憲訴訟ブックレットも完売と、みやざきの会として訴訟をたたかっていこうという皆様の意思を強く感じました。

 

みやざきの会では来春頃の提訴を目指しており、まだまだ原告の方々を募集いたしております。

(第一陣〆切は1月末を予定しております)

 

たくさんのご参加、本当にありがとうございました。


(2016.11.25)

HPを作成致しました。